「Gayby Baby」映画上映会が終わりました
寒さが一段と厳しくなった今日この頃ですが 皆様いかがお過ごしですか? さて、昨年末こどまっぷで2回目となる映画「Gayby Baby」の上映会が行われました。 この映画の撮影当時は同性婚が法制化される前のオーストラリア。そんな中ゲイやレズビアンに育てられている 4 人のゲイビーに焦点を当てたドキュメンタリー映画です。 まだご覧になっていない方もいると思いますので、映画の詳細に触れることは避けますが、 いつみても、子供が欲しい LGBTQ の人にとって希望が見える映画だと思っています。 映画の後には ASTA より松岡成子さん、fair(フェア)より松岡宗嗣さんの親子を迎えて トークショーを行いました。
映画が始まってすぐ、ストーリーがLGBTのこどもというより、子育てのストーリーとして引き込まれたという成子さん。 トークショーでは「子供を産むつもりはなかったし、親にちゃんとなれる自信もなかった」と、今の姿からは想像できない、意外な話も飛び出ました。 宗嗣さんは力強く生きて行く Gayby の姿に 「おとな側が考える悩みというのは、もしかしたら子どもにとってはどうでもいいことだったりするのかもしれないと勇気をもらった」 「当時婚姻制度がない中でも、子供を育てている人がいることが可視化できることは、なかなか今の日本では考えられないが、こうやって可視化されるというのは社会を大きく動かしていく一因になると思う」と映画の感想を述べました。 お二人のトークショーは親子漫才のようで、会場も終始なごやかな雰囲気となりました。 又今回映画の上映会を提案してくれた映画監督でもある Maya は、別映画の編集が長引いてしまった為急遽スカイプでの参加。 自分自身が二人のレズビアンマザーに育てられた身として、親になることを迷ってる人は、大丈夫、マヤ自身が、母親が二人であってもそれは大きな問題ではないことを知っていると、会場にエールを送りました。 また、その数日後には、来日した Maya と数名での交流会を実施。 いつ親から、セクシャリティや、出自についてのカミングアウトを受けたかという質問には、初めから知っていたので、正直いつなのかというのは Maya は覚えていないとのこと。 こどもに隠すより、あるがままを正直に話していくことは、こども自身が自分に自信を持つためにも大事だと思うと話しました。 今回映画に出演していた Gus と一緒に絵本をつくったとのことで、なんと、プレゼントとしていただきました!オーストラリアのプライドパレード、マルディグラや、二人のお母さんも出てくるとてもかわいい絵本です。
沢山の方に読んでもらえるように、映画の会場でもあった 足湯 cafe&bar どん浴さんの本棚に置かせていただきます。 機会があったらぜひ手に取ってみてください。 寒い中会場に足を運んでくださった皆さん、交流会に来て下さった皆さん、本当にありがとうございました!!